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人間解放の哲学

書籍『人間解放の哲学』は、2002年開講の講座「科学的社会主義における自由と民主主義」をもとに、翌2003年に出版されました。
以下のもくじのリンクから全編お読みいただけます。

 

<も く じ>


第一講 人間とは何か

  はじめに

  一、人間の類本質

  二、自由な意識と共同社会性

  三、個の発展


第二講 自由とは何か

  一、真理はわれらを自由にする

  二、自由の歴史性

  三、「自由 Ⅰ 」と「自由 Ⅱ 」


第三講 民主主義とは何か

  一、人間の類本質と民主主義

  二、民主主義の諸原則

  三、民主主義革命の課題


第四講 人間の類本質の疎外(1)

  一、階級社会と疎外

  二、国家の哲学


第五講 人間の類本質の疎外(2)

  一、『国家の起源

  二、国家の本質

  三、国家の本質と現象

  四、人間の類本質の二つの疎外


第六講 階級闘争による自由と民主主義の発展

  一、階級闘争は、歴史発展の原動力

  二、近代民主主義の意義と限界

  三、近代民主主義から現代民主主義へ

  四、科学的社会主義の事業と現代民主主義

  五、日本国憲法は、現代民主主義を代表する人権宣言


第七講 資本主義の枠内での民主主義革命

  一、国家独占資本主義下の自由・民主主義

  二、国家独占資本主義下の民主主義革命

  三、日本における民主主義革命

  四、人民の民主主義権力


第八講 レーニンと民主主義

  一、『プロレタリアートの執権

  二、レーニンと民主主義


第九講 レーニンと民主主義

  一、レーニンはパリコミューンから何を学んだか

  二、レーニンとコミンテルン


第一〇講 人民主権とプロレタリアート執権(1)

  一、「執権」と階級支配

  二、「執権」概念の二つの特徴

  三、「執権」と人民主権論


第一一講 人民主権とプロレタリアート執権(2)

  一、多数決原理の問題点

  二、人民主権からプロレタリアート執権へ

  三、執権と統一戦線


第一二講 社会主義、共産主義における個人の尊厳

  一、労働の疎外からの解放

  二、権利と自由

  三、資本主義的私的所有の限界

  四、「個人的所有の再建」と個人の尊厳


第一三講 「人間解放の社会」──社会主義、共産主義

  一、人間解放とは何か

  二、社会主義的計画経済と市場経済の統一

  三、民主的計画経済にとって大切な二つの存在

  四、「三つの構成部分」と自由・民主主義論

  五、科学的社会主義は、ヒューマニズムの理論

 

あとがきにかえて

 

 

本書の利用にあたって

一、『自由と民主主義の宣言』からの引用、ページ数は、日本共産党中央委員
  会出版局発行の同名パンフレット(一九九六年版)により、「宣言」と略
  記した。同様に日本共産党綱領は「綱領」と略記した。「宣言」ならびに
  「綱領」は、日本共産党のホームページから閲覧、ダウンロードできる。
一、古典の引用は、原則としてマルクス・エングルス全集(大月書店)、レー
  ニン全集(大月書店)によっている。マルクス・エングルス全集からの引
  用は「全集」と略記した。
一、資本論からの引用は新日本新書版によるが、原書ページを付記したので大
  月全集版や普及版、新日本上製版などでも該当箇所をみつけることができ
  る。
一、読者の学習の便宜のため、全集以外に比較的入手しやすい文庫版、古典選
  書版(新日本出版社)などのページ数を併記した。