● 聴 講(①56:22、②22:14、③0:25、④0:39)

 

[資 料] ※別ウインドウが開きます

 ● レジュメを読む(txt

 ● 出版書籍で読む(pdf

 ● 高村講師に質問する(フォーム

 ● 本講座のトップに戻る

 

 

第5講 資本主義とは何か

 

今日は第一部、第四篇の第一三章「機械設備と大工業」です。
機械とは何か、工場とは何か、が解明されるなかで、
文明の力である機械が労働者に何をもたらすのかが
明らかにされました。
まさに弁証法!
また機械制大工業こそが「独自の資本主義的生産様式」であり、
相対的剰余価値の生産にかりたてられる資本主義の本質が
浮き彫りにされてきました。

第7篇「資本の蓄積過程」では資本を成長・発展する有機体、
主体としての運動としてみることが主題です。
ここでは、蓄積過程を純粋に分析するために、
剰余価値の分割と流通過程の媒介運動は度外視されます。

そしてまず「単純再生産」が取り上げられます。
資本が「他人の不払い労働の化体物」でしかないものとして再生産され、
労働者は労働力以外のどんな商品ももたない賃労働者として
再生産することが明らかにされるのです。

今回も労賃と物価の関係や、
「商品生産の所有法則の資本主義的取得法則の転換」の問題で、
講師の独自の見解が述べられました。
受講生は、話の進展に追いつかない面があり、
"むつかし~い"の声が多数でした。
講師に"もっとわかりやすく"を期待します。