● 聴 講(①1:00:01、②31:52、③19:06)

 

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第9講 資本の回転(第二篇)

 

資本の循環と回転を なぜ区別して取り扱うのかを
明確にすることによって、第二篇の主題が明確になります。

資本の回転を分析することで、
固定資本と流動資本の区別を論ずる三つの意義が示されました。

ケネー、スミス、リカードウからマルクスへの
古典派経済学の"否定の否定"の学説史で
何が否定されて剰余価値学説が生まれたのかが整理されました。

そして固定資本という資本の制限を
回転時間の短縮、回転数の増大で乗り越えようとする
資本の本質に迫ります。
また固定資本の回転循環と恐慌との関連にもふれられています。

最後に「剰余生産物の買い手はいるのか」で
第三篇への橋渡しがされています。

テキストを読んでも
関連のよくわからないまま悶々としていた問題が
ずいぶんスッキリと整理されたように思いますが、
いかがでしょうか。