● 聴 講(①57:07、②24:14、③20:05)

 

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第13講 利潤(第3部第1篇)と
     平均利潤(第2篇)

 

いよいよ、第三部に入りました。

第三部は、本質と現象の統一である「現実性」が論じられます。
資本主義的生産様式の「制限」と、
当為としての社会主義・共産主義が示されることになります。
21世紀に生きる私たちにとっての資本の「現実性」を追求し、
その止揚を探るのが私たちの役目です。

第三部の構成を頭に入れて、第一篇に入ります。
まず資本の規定的目的である剰余価値は、
資本家の意識には利潤という形で映り、
利潤率こそ資本家にとっての歴史的出発点となることを学びます。

大工業の支配のもと平均利潤率(一般利潤率)が形成されますが、
利潤総額は剰余価値総額に一致、
価値法則はみごとに貫かれていることが証明されました。

今後、信用と競争を媒介に、資本の制限と当為をくり返すなかで、
矛盾が深まっていく過程を学んでいきます。

利潤総量と利潤率との関係をおさえながら、
一般的利潤率の傾向的低下の法則に挑戦していきましょう。