● 聴 講(①46:29、②34:26、③31:48)

 

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第10講 本質論 ④

 

※講座で配布されるペーパーから

前回から現象の世界(客観世界)に入りました。
世界は無限に媒介された物質世界の統一性のもとにあります。

現象のもつ多様性のなかにおける二つの本質間の普遍的、必然的連関が
「現象の法則」としてとらえられます。

まず、物質の世界は
内容(物質)と形式(運動)の一体としてなりたっているところから
「内容と形式」が、現象の世界は相関の世界であるとして
「相関」が考察されます。

現象としての「相関」は、
対立する二つの項が自立しながらも同一となる関係を意味し、
「全体と部分」「力とその発現」「内的なものと外的なもの」が
とりあげられています。

次回「現実性」では、
対立する二つの項は内と外という形式における相違はあっても、
どちらも自分自身という同一の内容をもっていて、
内にあるものが外にあらわれるという必然的な関係、
「絶対的相関」をみていくことになります。