● 聴 講(①47:41、②35:09、③25:51)

 

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第1講 「21世紀の科学的社会主義を考える」
     とは何か

 

本講座の目的は、20世紀末のソ連・東欧の崩壊を受けて、
改めて科学的社会主義とは何かを考えてみようというところにある。
マルクス、エンゲルスによって創始された
科学的社会主義(マルクス主義)は、
20世紀を通じて人間解放の学説として定着したかに見えたが、
ソ連・東欧の崩壊は一挙にそれを覆し、
逆に一党支配とか自由と民主主義の抑圧の 学説で
あるかのように宣伝されている。

しかし、ソ連・東欧は、社会主義を目指して出発はしたものの、
社会主義とは無縁の存在に転嫁したために崩壊したものであり、
本講座はそのことを検証する。
それと同時に、20世紀の社会主義の実験を踏まえて、
本来の科学的社会主義とは何かを解明するために、
次の3つのテーマをとりあげた。

1つは、科学的社会主義は人間をどうとらえているのか、
人間にとって自由と民主主義とはいかなる意義を持っているのかという人間論。

2つは、科学的社会主義の哲学としての弁証法的唯物論の真理性。
3つは、社会主義論である。。