● 聴 講(①43:25、②51:22)

 

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第14講 「ソ連型社会主義」の建設と崩壊 ①

 

レーニンの後継者となったスターリンは、
一党支配体制、自由と民主主義の抑圧、
他民族への支配と侵略などを特徴とする
「ソレン型社会主義」という「名ばかり社会主義」を建設し、
ソ連・東欧崩壊の原因を生み出した。

まず農業の強制的集団化でネップを中断したばかりか、
人民の政府として誕生したソビエト政府が、
人民の多数を占める農民を弾圧し、
大量の「粛清」で「警察支配」による
自由と民主主義の抑圧体制に転換。
工業面でも、極度の中央集権的指令経済で、
官僚主義、専制主義を育成。

またレーニンの「執権論」の誤りをさらに拡大し、
「執権」=ソビエト=ソ連共産党=スターリンとし、
スターリンを神格化。

さらにスターリンは、 ナチスドイツと
ヨーロッパを分割して支配する「独ソ不可侵条約」を締結。
「ヤルタ会談」では、北海道の北半分を
ソ連の対日参戦の条件として要求。