● 聴 講(①43:23、②33:41、③32:49)


 

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第9講 本質論 ③

 

※講座で配布されるペーパーから

ここにきて、ようやく、
手のとどく客観の世界の認識の問題に辿り着いた感があります。

「現存在するもの」としての「物」と、
それらの「無限の連関からなる世界」客観世界が姿を現してきました。

現象の世界とは、個々の「物」が相互に媒介し、媒介されるという
「無限の媒介」をつうじて独自に運動する一つの統一体をなしており、
客観世界を意味しています。
本質論も「同一と区別の統一」から、「現象」にいたって、
「直接性と媒介制の統一」という本質論の中心的カテゴリーに到達したのです。

そして次回は、
現象の世界における「直接性と媒介制の統一」は
どのように展開されるのかを具体的にみていくことになります。