● 聴 講(①43:47、②34:07、③28:20)

 

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第19講 概念論 ⑦

 

※講座で配布されるペーパーから

講義の上では、ついに「絶対的理念」に到達しました。
認識と意志の反省関係をつうじて、
概念に導かれ有限な真理から「概念の無限な真理」へ。
「善(概念をとらえた認識)の実現」をめざして
無限に前進する「善の目的」は永遠に輝きを失わない、
それが「概念の無限の真理」だと。

絶対的理念とは、主観と客観の統一としての絶対的真理であり、
これまで論理学で考察したすべてのカテゴリーが
「流動的で透明」なものとして包摂されます。

すべてのカテゴリーをとおして浮かびあがってくるものは、
真理の「純粋な形式」とは何かという内容 ── 弁証法的方法です。
絶対的真理としての弁証法によって「理念は体系的な全体としてあらわれる」
「絶対的理念論」の哲学体系の完結です。