● 聴 講(①55:16、②23:19、③25:02)
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第8講 科学的社会主義の哲学 ①
──弁証法的唯物論
科学的社会主義の政党は、
弁証法的唯物論という真理認識の哲学を持つことによって、
真理の力で人民の導き手となることができる。
真理とは、客観に一致する認識を意味する。
したがって真理に到達するためには、
先入観にもとづく一切の主観的幻想を排除し、
客観こそ世界の根源であるとの立場から、
事実に即して認識することが大切であり、
それが唯物論と言われるもの。
客観に一致する認識には2つある。
1つは「世界はいかにあるか」の認識であり、
その真理は「事実の真理」とよばれる。
2つは「世界はいかにあるべきか」の認識であり、
その真理は「当為の真理」とよばれる。
人間は、自然や社会を変革することで動物界から区別されるのであり、
変革するうえで必要なのが「当為の真理」。
この2つの真理を認識するためには、
唯物論のみならず弁証法的唯物論を必要とする。
とは、2500年の哲学史をつうじて
人類が獲得した真理認識の方法であり、
真理は対立物の統一にあるとする認識論。なぜそう言えるのかは次講で。
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