講座の紹介

 

哲学史の総括としての
科学的社会主義の哲学

全15講

 

 

本講座は『科学的社会主義の哲学史』の
タイトルで2013年に書籍化されています。

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日本共産党は、科学的社会主義を「それまでに人類が生みだしたすべての価値ある知識の発展的な継承者であると同時に、歴史とともに進行する不断の進歩と発展を特徴としている」(第13回臨時党大会)と規定している。

科学的社会主義の学説の核心は、その哲学にある。したがってこの規定を言い換えると、マルクス、エンゲルスの時代のみならず、現代においても尚科学的社会主義の哲学は人類史上最高の哲学であると主張するものに他ならない。

しかし、ここにはその結論のみが断定的に示されているのみであって、何故そのように規定しうるのかはなんら論証されていないし、これまでにそうした試みがなされたこともない。

2012年4月から2013年6月に開講された本講座「哲学史の総括としての科学的社会主義の哲学」は、本講座は、古代ギリシャから現代にまで至る2600年の哲学史を学ぶことをつうじてそれを論証し、この規定が決して独断論ではなく、根拠ある正しい規定であることを明らかにすることを目的としている。

 

[参考資料]
・ヘーゲル『哲学史』全6冊(岩波書店)
・岩崎允胤、鰺坂真編『西洋哲学史概説』(有斐閣)
・鰺坂真『マルクス主義哲学の源流』(学習の友社)
・シュヴェーグラー『西洋哲学史』㊤㊦(岩波文庫)
・岩崎武雄『西洋哲学史』(有斐閣)
・城塚登『西洋哲学史』(有斐閣)