● 聴 講(①48:58、②31:31、③33:27)

 

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第12講 科学的社会主義の社会主義論 ①

 

社会主義は、資本主義の矛盾を解決する社会。

資本主義の本質は、利潤第1主義にあり、
そこから生産は社会的規模で行われるにもかかわらず、
生み出された富は資本家が独占する
「社会的生産と資本主義的取得」の矛盾が生じる。

その矛盾の解決する社会主義とは、
①プロレタリアートの執権を確立し、
②その力で生産手段を社会化し、
③社会主義的計画経済により、
「社会的生産と社会的取得」を実現する社会。

生産手段の社会化で、
「生産者の自由で平等なアソシエーション」が生まれ、
計画経済により社会的生産内部の無政府状態に終止符をうち、
生産者が主人公の搾取のない社会が実現される。

「人民の、人民による、人民のための政治」を実現するうえで、
普通選挙にもとづく民主共和政は
「プロレタリアートの執権のための特有な形態」。

したがってプロレタリアートの執権は、
労働者階級の政党による一党支配体制とは無縁であり、
普通選挙によって選ばれた人民の権力。